2015.12.24 コラム&レポート
『運動のつまずきを無くすには!?』
前回のコラムでは、
運動することでお子さんの自律神経の機能を高めたり、生活リズムを整えたりと寒い季節にも運動遊びをすることが大切であること(運動の量の大切さ)をお伝えいたしましたが・・・
今回は、運動の大切さ(運動の質)についてお伝えできたらと思います。
今、お子さんが苦手な運動や嫌いな運動は、ありますか?
マット運動、鉄棒、
縄跳び、跳び箱、ボール投げ・・・・
など
子ども達が嫌いな運動や苦手意識を持つのは、年中さんや年長さんくらいからが多いのではないでしょうか?
多くの子ども達を指導してきて気づいたこと
それは、運動のつまずくポイントは、だいたい決まっているということです。
■前転がうまくできない・・・・
■鉄棒の前まわりで怖がって回れない・・・・
■逆上がりができない・・・・
■縄跳びで回すと同時に跳んで引っかかってしまう・・・・
■跳び箱が跳べない・・・・
などなど
これらの運動がなぜつまずきやすいのか知っていますか?
それは、今までに経験し身につけた基本的な動作の種類に大きなポイントがあります。
簡単に言うと・・・
歩く、走る、跳ぶ、回る、ぶら下がる・・・などといった思いつく動詞の全てが基本的な動作と考えると分かりやすいと思います。
基本的な動作をどれだけたくさんの種類身につけているかが運動の上手・下手を左右するポイントとなるのです。
この基本的な動作があまり身についていないと運動ができなくてつまずいてしまうということです。
ちなみに人の基本的な動作を大きく分類すると84種類に分かれる(体育科学センター)と言われます。
この基本的な動作は、日常でよく行う動作もあれば、なかなか日常ではしない動作もあるのです。
つまずきやすい運動は、実は、この日常にあまりない動き(非日常の動き)が組み合わさった運動がほとんどなのです。
例えば、
つまずきやすい運動の一つに逆上がりが思い浮かばれるとおもいますが、この逆上がりはぶら下がる、引く、蹴り上げる、逆さになる、回る、支える、・・・・など非日常の動きが多く含まれています。
また、 跳び箱、前転なども同様にいくつかの非日常の動きが組み合わさった運動となります。
そのため、運動のつまずきを無くすためには、日常にない動きをたくさん子ども達に経験させてあげることが大切なのです。
つまずきを無くすだけでなくさらに難易度の高い運動もできることにつながります。
そこで、当スクールでは非日常の動きがたくさん詰まった親子たいそうをご家庭でお子さんにたくさんしてあげることをお勧めしています!!
親子たいそうの様子↓↓↓
抱っこして逆さにしたり、回したり、腕にぶら下がったり、お父さんやお母さんの馬にしっかりしがみついたりとする事で子ども達は、遊んでいる中で非日常の動きをどんどん身につけていきますよ!!
子ども達が体の軽いうちにたくさんしてあげてください。
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::::::プロフィール::::::::
SportsInterface(スポーツインターフェイス)
運動ASOBIコンサルタント
下﨑 将一 Shoichi Shimozaki
■愛媛県大洲市出身
■鹿児島大学、ワーキングホリデー(オーロラガイドinカナダ)
■東京へ上京し、幼児体育・小学校体育の世界へ過去、4000人以上(100施設以上)の子ども達(1歳半~13歳)を指導。
1000人以上の保育士・体育講師を対象に会社内研修の講師を担当。
2010年には、小学校非常勤講師を務める傍ら総合型地域スポーツクラブに関わり、文科省「スポーツコミュニティー形成促進事業」の事務局兼、体育コーディネータ-を務め、スポーツコーディネータ-養成講座の講師も同時に務めた経験を持つ。
2014年よりSportsInterface『スポーツ*ASOBIスクール』を地元愛媛にて創業。
2015年愛媛県教育委員会主催の愛媛県幼稚園等新規採用教員研修の実技講師を務めた。
≪資格≫
●小学校教諭一種免許・中高等学校教諭一種免許(保健体育)
●日本幼児体育学会認定 幼児体育指導員(専門)
●日本体育協会公認 ジュニアスポーツ指導員、スポーツリーダー、アシスタントマネジャ
●日本トップリーグ連携機構公認 ボールで遊ぼうマイスター
SportsInterface(スポーツインターフェイス)
乳幼児・学童期専門 運動スクール~遊びから始めるスポーツとの出会い~
◎もこぼっくすページ↓↓↓
https://mocobox.jp/detail/index/2482
誰もがライフステージにあったスポーツ(運動あそび)を生涯にわたって楽しむ社会を目指します。
Tel:089-996-6601
Mail:shimozaki.m@sportsinterface.jp
HP:http://sportsinterface.jp
持田教室 (愛媛県松山市北持田町139-2 愛媛県生活文化センター2F)
緑町教室 (愛媛県松山市緑町1-2-1 和光会館1F ※旧和光幼稚園)
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