2015.10.07 コラム&レポート
『乳児湿疹』
多くの赤ちゃんに生後1カ月くらいまでに顔に湿疹が出てくることがあります。
いわゆる乳児湿疹ですね。
これは大人でいうと吹き出物のようなものと考えてください。
見てくれは酷くて大変な感じがしますが、この湿疹は痒くもないし、たちの悪いものではないのです。
状態が悲惨に見えるから何かを塗り治したくなりますが、塗って治すことより母乳をあげているお母さんは自身の食生活を見直すことから始めてください。
赤ちゃんはお腹にいる時にお母さんがそれまでの年月に体に取りこんでいた汚れも受け取って産まれてきます。(女性にとり出産は最大の「デトックス(解毒)」ともいわれています)
いってみればこの時期の湿疹は赤ちゃんがそれを体の外に解毒しようとしているものなんです。
さらに産後のお母さんは出産で体力を使い胃腸などの働きも落ちています。
病み上がりと同じなんですね。
だからカロリーの高いものや油・甘いものは産後1ヶ月の体力を回復させない時期は本当に控えないといけないのですが、そういうものが過剰になると血液がドロドロになって、それを母乳として赤ちゃんが飲むことになります。
消化能力のついてない赤ちゃんに油こい食事をさせるようなものですね。
消化させて排便で出すことがまだキチンとできない赤ちゃんは皮膚という出口からその油を出そうとして余計に湿疹をおこします。
肉食・油・甘いもの・添加物の多く使われている加工食品などをひかえて野菜を多く取り、母乳の質をよくしてあげることから考えてくださいね!
この期間は日本人が昔から食べてきた和食中心の食べ方が一番だと思います。
市販ミルクで授乳されている場合は飲ませ過ぎになってないか注意してください。
ミルクは母乳に比べると消化にはよくないのです。
大人は食べ過ぎたり、体に悪いもの少々摂ろうが、それを貯めておくことも出来るのですが、赤ちゃんはそういう力もまだ未発達なので、入ってきたものはどこからか出そうと排便やおしっこで出しきれないと皮膚からも出そうとしますので、こういう湿疹が噴きだしてきたりもするんですね。。。
人の体は食べたもので造られていきます。
赤ちゃんはそれもそれをもっとも正直にみせてくれるのだと思います。
:::::プロフィール::::::
新岡 和哉
漢方自然薬わかまつ オーナー
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先生のHP
http://www.shizenyaku.jp/
◎薬品登録販売士
◎子宝カウンセラー指導士
当店「漢方自然薬わかまつ」は、アトピー・乳児湿疹など治りにくい皮膚病のお悩み、不妊に関するお悩みを中心に、自然薬・自然派化粧品を使った治療相談を主に承っております。
また漢方・自然薬を主体に、様々な健康のお悩みに対してご相談させて頂いております。
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『産後ダイエットのコツ、教えます』
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