2015.10.15 コラム&レポート
『乳児湿疹』続編
乳児湿疹の相談をうけたときに、まずお母さん方にいうことが
・「むやみに洗わないこと、とくに石鹸で洗う事はやめてください」ということ
・「むやみに保湿剤とか薬を塗って治そうとしないこと」
このふたつを言います。
赤ちゃんはまだ皮膚の層がとても薄く、また皮膚を守る皮脂があまり分泌されてない、発展途上の皮膚なんです。
皮脂があまり分泌されないから乾燥もしやすい、皮脂の中には皮膚を悪い菌から守る常在菌もいます。
赤ちゃんは皮脂が少ないから悪い菌から肌を守る力も弱いのです。
石鹸で洗うということは綺麗にしたつもりが赤ちゃんの薄い皮膚を削って、少ない皮脂も洗い落としてしまうので余計乾燥しやすくして、 防御力もおとし、敏感な状態になります。
だからやたら石鹸などで洗わないこと・・
ただ皮膚は、清潔にはしておかないといけませんから、刺激のないようにぬるま湯などで流してやったりして皮膚の表面のほこり・汗は流してあげましょう。
乳児湿疹は、痒がっているかどうかが大事なことで、掻かないなら体の中から出てくる脂漏の原因を改善していけば、やがては落ち着いていきます。
ところがここでやたら保湿剤や軟膏類を塗り続けることで、その薬でかぶれることでこじらせて行くことが非常に多いですよ。
保湿剤やクリームなどは、乾燥や湿疹を抑えるのに有効な面もありますが、肌が未発達で弱い赤ちゃんの肌には一方でかぶれを起こすことも多いのです。
(うちの店に湿疹がこじれて相談される原因に、保湿剤かぶれは非常に多い)
私の店ではこの時期の湿疹は肌のバランスをととのえる化粧水程度しかつかいません。
乳児湿疹は体の中の出さないといけないものを出している吹き出物、出すだけだしたら治まることがほとんどです。
かえってあれこれ塗ったりすることで、こじれてしまうことも多いのです。
仮になにかを塗るにしても、こういう赤ちゃんの肌質を知っておいてもらいたいと思います。
ただこじれている湿疹の場合や湿疹も多種多様ですので、様子をみてもこじれていくようなら病院にいくこともありだし、気になるようでしたら、お気軽にご相談くださいね!
一度見せていただけたほうが、赤ちゃんの症状に合わせたアドバイスをさせて頂きます!
:::::プロフィール::::::
新岡 和哉
漢方自然薬わかまつ オーナー
https://mocobox.jp/detail/index/3250
先生のHP
http://www.shizenyaku.jp/
◎薬品登録販売士
◎子宝カウンセラー指導士
当店「漢方自然薬わかまつ」は、アトピー・乳児湿疹など治りにくい皮膚病のお悩み、不妊に関するお悩みを中心に、自然薬・自然派化粧品を使った治療相談を主に承っております。
また漢方・自然薬を主体に、様々な健康のお悩みに対してご相談させて頂いております。
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