2016.07.19 コラム&レポート
知っているようで知らなかった?紫外線の恐怖!!
真夏がすぐそこまで近づいてきました。
スキンケア専門アドバイザーのブルースタースタッフから、今回のコラムは「紫外線」についてお話をさせて頂きます。
夏のスキンケアで最も大切なのは・・・そう、紫外線対策ですね!
紫外線は年間を通して降り注いでいますが、太陽が日本に一番近くなる夏至頃にはその強さはピークになります。
地上に到達する光には ●赤外線●可視光線●紫外線 があります。
私たちが太陽の下で暑いと感じるのは可視光線です。
目に見える光が可視光線になります。
では、目に見えない光は?
・・・これが赤外線、紫外線です。
紫外線は、その中で最も波長の短い光で、波長の長い順にUV-A、UV-B、UV-Cに分かれていますが、実際に地表に届くのはUV-AとUV-Bの2つのみです。
UV-Cは、最も有害な紫外線ですが、通常はオゾン層によって吸収され地上まで届くことがありません。
では、UV-A、UV-Bについてもう少し詳しくお話しさせて頂きます(*^^*)
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●波長の長いA波→→→シワ・タルミの原因となる(+_+)
A波は、波長が長いため肌の表皮を突き進み、真皮にまで到達します。
じわじわと肌の奥深くまで浸透したA波は、真皮にあるコラーゲンを破壊し、シワ・タルミなど老化の原因となります。
UVAは雲、ガラスも通過するため、直接光を浴びなくても要注意な紫外線です。
●B波→→→シミ・そばかすの原因となる(+_+)
A波とはかわって透過性が低く、地上への到達量は少ないB波ですが、そのパワーは強く、主に表皮を赤くさせ炎症(やけど)を引き起こします。
表皮のDNAや細胞膜を破壊し、表皮に炎症や火傷といった皮膚のトラブルや、メラニン色素を増加させて日焼けによるシミ・ソバカスを引き起こします。
肌が赤くなって水ぶくれをおこす、いわゆる「日焼け」の原因がこのUV-B。
UV-Bは、地上に届く紫外線総量の10%にも満たないのですが、人体に与える影響はUV-Aより圧倒的に強いのが特徴です。
その有害性は、なんとUVAの600~1000倍近いとわれています。
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このように、浴びていても実感がない紫外線ですが、実は肌の奥は大変なことに・・・
そこで!!大切なのはやはり日焼け止めです!!
紫外線防止効果を表す数値としては
★SPF★PA
という表示がありますよね。
この表示の意味、ご存知でしたでしょうか?
★SPFとは
紫外線B波をカットする数値になります。
何もつけていない状態と比較してB波による日焼けを何分間防げるかという目安になります。
SPF1で約20分間とされていますので、SPF10であれば約150~200分持続効果が期待できるという意味になります。
★PAとは
紫外線A波をカットする力を示します。
+が多いほど防止効果が高いとされていますが、A波が具体的な数値ではなく+表示されるのは、A波が及ぼす肌への反応に時間がかかるため、測定そのものが難しいからだそうです。
じわじわと、長年紫外線を浴びているとできるシミなどがありますよね・・・
現在では、++++が最高表示となっております。
では、これらの表示の意味から、紫外線対策はよりSPF/PA値が高いものが効果的!と思われた方はいらっしゃいませんか??
もちろん、SPF50だと50×20分で1000分、およそ16時間もの間紫外線の影響を遅らせることができる計算になります。
しかし!!!
日焼け止めの成分は、紫外線を散乱、反射させ体内への浸透を防ぐものであり、肌への刺激が全くないわけではありません(>_<)
真夏に、今日は海でバーベキューだから、SPF50を!!
と、普段つけない数値の日焼け止めを顔に使って肌荒れした・・・なんて経験がある方も多いのではないでしょうか?
日常使いで、外で過ごす時間が2時間程度であれば、持続時間ゆとりのあるSPF20位を使うのが標準です◎
そしてこの数値をもとに、外出時間が長い時や季節や天候に応じて高めの数値を選ぶようにしましょう♪
また、日差しの強い時は日焼け対策をするものですが、日陰の出来る場所や室内で過ごす場合は 油断していませんか?
紫外線直射を100とすると、紫外線A波の場合、
★ガラス越し 80%
★ビーチパラソル下 50%
★帽子のつばの影 20%
が透過するという結果が出ています。
紫外線は空気中の細かい粒子にぶつかって散乱するという特徴がありますので、日陰にいても微量に届いた紫外線でうっかり日焼けをしてしまうことがあるので注意です!
また、油断する場面で多いのが、ちょっと洗濯物を干す際、近くに買い物に行く際などでも日焼け止めは必須です!
紫外線は、照射すぐからお肌を刺激します。
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では、今沢山の紫外線対策グッズがありますが、紫外線防止アイテムを選ぶポイントをご紹介!
●色は黒、紺など濃いものがGOOD!!
紫外線は、薄い色を透過するので、紫外線対策をばっちりしたいのであれば濃い色がおすすめです。
●サングラス
サングラスを選ぶ際には、紫外線カットは勿論、目や瞼を覆うフレームやレンズ画面が大きく側面が顔にフィットするものを選びましょう。
さらに、サングラスは色が濃いと瞳孔がひらきやすくなり、より多くの紫外線を浴びることになってしまいますので、色は薄めがおすすめです♪
●素材
ポリエステル、ビニロン、羊毛がカット率の高い素材です。
さらに織り方も大切。
いくら色や素材の遮蔽率が高いと言っても目が粗い織り方の衣類では、涼しさは感じますが、紫外線カットの観点では、オススメできませんので要注意です。
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紫外線のお話し、いかがでしたでしょうか?
最後に、もう少しだけ。
紫外線による老化は、老化の割合のどのくらいを占めるか知っていますか?
加齢による老化は、たったの2割。あとは、紫外線の光による光老化なのです(;_:)
紫外線による老化が約8割、ということです。
と考えると、紫外線がお肌に与える影響がいかに大きいかがお分かりいただけるかと思います。
お客様に、紫外線のお話をするときによくするたとえ話があります。
みなさま、洗濯物を外に干される方は経験がおありかと思いますが外で使う洗濯バサミ、気が付くとちょっと力を加えただけでパリパリに砕けてしまった!なんてこと、ないでしょうか???
これ、実は紫外線の影響なのです(*_*)
紫外線は、年中毎日降り注いでいます。その紫外線に毎日さらされた洗濯バサミ・・・
あんなに丈夫な洗濯ばさみでさえぼろぼろにしてしまうのですから、私たちのみずみずしいやわらかいお肌に与える影響も、想像すると・・・恐怖ですよね。
もし!!!このコラムを読んでくださった方で、「夏場しか日焼け止めつけてませんでした(゜–゜)」という方、「日焼け止めはべたつくから嫌いで・・化粧下地に含まれているので大丈夫♪」と思われた方、今日から、日焼け止めを毎日正しくお使いいただくことをおすすめします♪
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講師プロフィール
株式会社ブルースター
チーフ 中村 仁美
学生時代に、モイスティーヌ基礎化粧品に出会い、その魅力にひかれブルースターに就職。
肌専門の資格を持つ美容アドバイザーとして、お客様と一緒にお肌の悩みに向き合っています。
毎日、お肌基礎のケアを大切にするモイスティーヌに出会ってから、
今では365日素肌に日焼け止めを塗るだけで過ごしております(*^_^*)
お肌のお悩みから、ダイエットのことなど、なんでもお気軽にご相談ください♪
店舗名 ブルースター
所在地 松山市朝生田町6丁目5-43
TEL 0120-588-370
FAX 089-931-3733
営業時間 10:00~19:00(木・金10:00~21:00)
定休日 第1・3日曜、年末年始
駐車場 あり(10台)
Webサイト
http://e-bluestar.jp/
もこぼっくすページ
https://mocobox.jp/detail/index/3768
もこぼっくすサロン
http://mocoboxsalon.net/?p=742
ご予約はこちらから
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