2020.12.24 もこぼっくす★特集
おせち料理を知ろう!
重箱に詰められた色とりどりのおせち料理。
お正月の食卓にあると気分が盛り上がりますよね。
『ウィキペディア(Wikipedia)』によると、おせち料理は弥生時代に中国から伝わりました。
五節句などの節目ごとのお祝いに、邪気を祓い、不老長寿を願う儀式として「節会(せちえ)」が催され、「御節供(おせちく)」と呼ばれるお祝い料理が振る舞われていた事に由来されるそうです。
江戸時代後期には正月料理として定着し、現代のように料理一つひとつに五穀豊穣、無病息災、家内安全、子孫繁栄などの意味が込められ、新年を祝うために食べるものとなりました。
おせち料理の分類は全部で5種類
■祝い肴三種
関東では「黒豆」「かずのこ」「田作り」、関西では「黒豆」「かずのこ」「たたきごぼう」の3品。
お正月のお祝いに欠かせない料理で、この祝い肴とお餅があれば最低限のお正月のお祝いはできるといわれています。
■口取り
饗膳(きょうぜん)でお吸いものとともに最初に出される皿盛りのこと。
「伊達巻き」や「栗きんとん」、「昆布巻き」「紅白かまぼこ」などがこれにあたります。
※饗膳(きょうぜん)=もてなしの料理の膳。
■酢のもの
「紅白なます」や「たたきごぼう」、「酢だこ」、「〆さば」、「小魚の南蛮漬け」など。
■焼きもの
「ぶりの焼きもの」や「鯛の焼きもの」、「えびの焼きもの」、「のし鶏」「松風焼き」など。
■煮もの
いわゆる「煮しめ」。昆布、里芋、れんこん、にんじん、こんにゃく、ごぼう、しいたけ、たけのこ、大根、がんもどきなどを含め煮にします。
お重詰めの基本
おせち料理は、本来は五段重に詰めるのが正式なもの。
各段ごとに詰めるものは異なり、各お重には、5・7・9といったように、奇数の種類を詰めると良いとされています。
一の重 祝い肴
二の重 酢のもの、口取り
三の重 焼きもの
与の重 煮もの(忌み数字の四をきらってこう書きます)
五の重 控えの重
※五の重を控えの重として空にしておくのは将来さらに繁栄し富が増えることを願ってのことだそうです。
最近では三段重がもっとも一般的で、
一の重 祝い肴、口取り
二の重 酢のもの、焼きもの
三の重 煮もの
また、二段重は
一の重 祝い肴、口取り、酢のもの
二の重 焼きもの、煮物
を詰ます。
ちなみに、おせちが重箱に詰められるようになった理由は、
めでたさを「重ねる」という意味があるそうですよ。
おせち料理の種類は全部で約20~30種類ありますが、
思ったよりも気軽に作れるものもあるようです。
今年はおせち作りにチャレンジしてみませんか?
ぜひ、おせち作りの参考にしてみて下さいね♪