2016.12.15 コラム＆レポート

冬のスキンケア対策

四季の中で最もスキンケアの必要性が高まる季節が『冬』です。

化粧品を成分レベルで知り尽くしている、
オンリーワンコスメ　中野が特にトラブルの多い冬のスキンケア対策について
お話させていただきます。

冬の肌荒れ７大要因として、

①血流が悪くなり新陳代謝が落ちている。
②夏の紫外線による肌ダメージを受けた状態であること。
③汗・皮脂の分泌量の低下で乾燥や刺激を守る皮脂膜が不足する。
④外気の乾燥により肌の水分が蒸発しやすい。
⑤暖房により室内の空気が乾燥している。
⑥忘年会・新年会シーズンで暴飲暴食や睡眠不足で体調が崩れる。
⑦夏・冬用、関係なくオールシーズンタイプの化粧品を使っている。

上記の悩みに当てはまる方は下記の対策をぜひご参考にして下さい。

①血流が悪くなり新陳代謝が落ちている。

冬になり、体温が低下すると毛細血管が収縮することにより栄養や酸素などの供給が十分になされず、細胞の活性化が弱まり肌のターンオーバーが適切に行なわれなくなります。

ターンオーバーは通常28日周期といわれてますが、それが長くなれば肌の衰えを早めてしまいます。
対策としてマッサージをすることで、血液やリンパ液の流れをよくしてくれます。

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②夏の紫外線による肌ダメージを受けた状態であること。

夏の紫外線と聞くと日焼けによるシミが気になるのではないでしょうか?
実はDNAレベルでも肌を傷つけるので、ターンオーバーが乱れやすくなります。

紫外線をたくさん浴びてしまったお肌は、活性酸素が多量に発生しています。
その活性酸素を抑えるには、抗酸化成分が多く含まれている化粧品が良いでしょう。

対策としてローズエキスが配合されている化粧品をオススメします。
薔薇にはローズポリフェノールという成分があり、シミ・しわ・乾燥を防ぐ力が強いとされいます。

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③汗・皮脂の分泌量の低下で乾燥や刺激を守る皮脂膜が不足する。

皮脂膜は、皮脂腺から分泌される皮脂（油分）と汗腺から出る汗（水分）によって構成された天然のクリームです。
この天然のクリームを作り出す力が強い人はとくに乳液を必要としていません。

男性の方が女性よりも皮脂分泌量が多いので、肌ツヤはいいし、小じわは少ない理由はここにあります。
対策として植物油に拘りたい場合は、皮脂に限りなく近いとされている「オリーブスクワランオイル」や「ホホバオイル」などで乳化されている乳液をオススメします。

④外気の乾燥により肌の水分が蒸発しやすい

外気から肌を保護し水分の蒸発を防いでいるのは、角質層と呼ばれる部分です。
健康な角質層を持ち続けることによって肌乾燥を防ぎます。

角質層はNMFと細胞間糖脂質によって構成されます。
対策として強い角質層を作るために人の肌に近い天然型セラミドⅡが配合されている化粧品がオススメです。

細胞間糖脂質の大半を占めている主成分がセラミドだからです。

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⑤暖房により室内の空気が乾燥している。

エアコン暖房による乾燥は、室内の空気中の水蒸気量が減少しているわけではなく、室内の温度が上昇して相対湿度が下がるために生じています。

③の説明の通り、室内の乾燥はお肌にとっても良くないです。
対策として加湿器を併用するか、濡れタオルを干す、洗濯物を干すと良いです。

また、ストーブやファンヒーターなどを使っている場合には、
エアコンと比較すると乾燥しにくいです。

⑥忘年会・新年会シーズンで暴飲暴食や睡眠不足で体調が崩れる。

暴飲暴食後の肌荒れは、糖分と脂の取りすぎから消化不良により、胃の不要物が毒素となって胃腸に残ります。
肝臓や腎臓で解毒しきれなかった毒素が毛穴を通して体外に追い出そうとすることで毛穴を詰まらせ、バイ菌等の炎症でニキビに繋がります。
対策としてダメージを受けた毛穴を修復するフェイスパックをしましょう。

また睡眠時間は６時間半から７時間半はとることを心掛けて下さい。

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