2018.11.09 コラム&レポート
「著作権」「肖像権」のお話

こんにちは。もこぼっくすプロデューサーのIです。
今日は「権利」とか「法律」といった、ちょっと難しいお話です。
最近、たくさん質問いただく内容として「著作権」等の問題があります。
もこぼっくす利用規約にも書かせていただいておりますが、
https://mocobox.jp/term/
7.コメントに誹謗・中傷・批判等があった場合や、投稿された文章および写真・画像が不適切なもの(著作権・肖像権等の違反を含む)と見なされた場合、株式会社メディカグループ もこぼっくす運営事業部(以下、運営事業部)の判断で削除します。
この「著作権」「肖像権」って、どこまでが問題なの?という質問ですね。
さてさて、なのですが、
著作権は「著作権法」、肖像権は「日本国憲法」となります。
すなわち、これは、知っている・知らないといった問題ではなく、知っていて当然・守って当然!ということをベースに行動しなければなりません。
スピード違反で捕まったときに、「えっ、スピードって出したらいけないのですか?」という質問と同じです。
そのため、もこぼっくすが詳しくご説明する事は行いませんが、参考程度に情報掲載させていただきます。
著作権
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%91%97%E4%BD%9C%E6%A8%A9
肖像権
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%82%96%E5%83%8F%E6%A8%A9
まずは、著作権について
著作権とは、「著作物」を独占的(作成者のためだけに)に利用できる権利です。
「著作物」とは、作成した画像、文章、音楽データ(曲・歌詞)等のことを言います。
「著作権法」で守られていますので、誰もが勝手に利用することはできません。
「著作権」の中で、インターネットの世界で特に重要な権利は「複製権」と「自動公衆送信権」となります。
「複製権」とは「著作物のコピーを作成する権利」です。
「自動公衆送信権」とは「作成したものを情報発信・公開する権利」です。
「著作物」をSNS・ブログ・ホームページで情報発信する権利です。
「複製権」と「自動公衆送信権」は、作成者のみにありますので、私たちがSNS等で簡単に利用してはいけないのです。
えっ??facebookやInstagramでは、色々な画像とか歌詞とか出回っていますよね???
という皆さま。
実は、facebookでも、Instagramでも、これらは明確に禁止されています。
facebookヘルプセンター「著作権」
https://www.facebook.com/help/1020633957973118/
Instagramヘルプセンター「著作権」
https://www.facebook.com/help/instagram/126382350847838
どちらも、母体はfacebookですので、ほぼ同じ内容なのですが、
※利用者に法的助言を提供できません。著作権について追加の質問がある場合は、弁護士に相談することをおすすめします。
と書かれています。
簡単に言いますと、
「著作権で訴えられたとしても、私たち(facebook、Instagram)は無関係ですよ!自分で弁護士に相談して解決してくださいね!」
ということです。
そのため、訴えられる前に問題解決を行うために、どちらのサービスも、違反の報告システムがあります。
違反が報告されると、削除されるという仕組みですね。
悪質なユーザーの場合、アカウントのロックも行われます。
(もこぼっくすも、悪質と認められた場合は、アカウントロックを行っております。)
著作権の侵害があった場合、訴えられた場合に何が起こるのか?と言いますと、実は「民事」と「刑事」の2つの問題が起こってきます。
「民事」というのは、損害賠償として○○円払ってくださいね!というもので、金額はケースバイケースとなります。
「刑事」というのは、逮捕や罰金があるもので、「10年以下の懲役又は1,000万円以下の罰金」となっています。
ユーザーの方が「知らなかった」では済まないのですよね。
そのため、どのサービスも、かなり厳しい対応を行っています。
もこぼっくすも同様ですね。
続いて肖像権についてです。
肖像権は憲法レベルですので、刑事罰はありません。
民事についても、憲法レベルのためなんともいえないのですが、
過去には、差止請求や損害賠償請求が認められた例があります。
肖像権を簡単に言いますと、
「むやみに自分の写真や名前を公表されて、嫌な思いをしなくてよい」ための権利です。
肖像権については、特に、有名人の方が問題となるケースが多いですね。
LDHさんのサイトに記載されている、肖像権や著作権の説明がとてもわかりやすいですので、ご参考ください。
https://www.ldh.co.jp/rule/
うーん・・・具体的にはどうしたら良いの?
という方は、こちらのサイトが参考になります。
公益社団法人著作権情報センター
著作権って何?(はじめての著作権講座 )
http://www.cric.or.jp/qa/shigoto/index.html
公益社団法人著作権情報センター
こんなときあなたは?(はじめての著作権講座 II )
http://www.cric.or.jp/qa/shigoto/index.html
みんなのための著作権教室
学ぼう著作権 ①著作権とはどんな権利?
http://kids.cric.or.jp/intro/01.html
anywher
肖像権の侵害になるケースとならないケース
https://anywher.net/2015/10/shouzou/
ぜひ、勉強してみてくださいね。
ということで、
「著作権」に関しては、基本的にダメなものはダメ!!です。
「肖像権」に関しては、人を傷つけないように!!です。
SNSも、もこぼっくすも、多くの方々に利用いただく「公共の場所」です。
しっかりとルールを守って、楽しく利用していきましょう!
(ルールを破るということは、多くの方々にご迷惑をおかけする、ということです。)
それ以外にも、「商標権法」や「引用」といったものもあります。
ぜひ、こちらも調べてみてくださいね。
特に「引用」は、しっかりとルールを守らないと「著作権法」違反となりますので注意が必要ですよ!
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