2015.08.26 コラム&レポート
『産後ダイエットのコツ、教えます』
理学療法士の産前産後ケア講座vol.2
「産後ダイエットの㊙コツ教えます」
studio paume 大森絵美
産後ママの悩みとして一番大きなものは、「体型を戻したい」、「ダイエットしたい」ではないでしょうか?
私は産前(妊娠していない頃)86キロありました。
様々なダイエットを試しましたが、スリムな自分を知らないまま20代を過ごしてしまいました。
そんな私が50キロまで痩せることができた。
肥満予防健康管理士の資格も持っている私が経験も踏まえてその秘密をお教えします。
ダイエットには「運動」・「食事」・「メンタルケア」の3本柱があります。
まずは、「運動」から。
産後ママの身体にはゴールデンタイムが存在します。
ホルモンにより緩んだ骨格をぎゅっと締めてくれる産後6か月までの時期。
この期間は骨格の組み直しが容易にできる時期だと考えてください。
逆にこの時期に間違った過ごし方をしてしまうと、広くなった背中・大きなお尻・下半身太りに繋がります。
しかしながら、一般的に行われているトレーニングがすべてできる訳ではありません。
産後ママの身体は交通事故に合ったのと同じだけのダメージを体に受けているといわれています。
その修復期でもあるこの時期。
不適切な腹筋運動や骨盤底にダメージがかかるような運動は、逆効果で、産後のマイナートラブル(腰痛・腹直筋開離・尿漏れ・臓器脱など)を助長させてしまいます。
現状を把握し、正しい知識と方法をきちんと専門家より指導してもらう必要があります。
次に「食事」について。
この期間のママは「授乳」という赤ちゃんの命を預かる大切な役割も担っています。
体重減量目的の無理な食事制限は絶対にしないでください。
栄養バランスよくちゃんと食べることがとにかく大切です。
ホルモンバランスが不安定な時期は食事制限の効果は低いです。
生理が戻った時期から食事のコントロールを始めましょう。
簡単な食事のポイントをお伝えします。
まずは自分の生理周期に合わせて3つのサイクルに分けます。
①生理期間中(1~7日)
②生理終了後~排卵日(8~14日)
③排卵後~生理前(15日~28日)の3サイクルです。
ダイエット開始は③サイクル目から始めます。
③ではホルモンの関係で運動によるダイエット効果は望みにくく、食事を工夫する必要があります。
炭水化物を減らし食物繊維をたくさん摂取します。
①ではPMS症状が治まるのを待って炭水化物の量を戻していきます。
この時期は糖分量を控えるようにしてください。
②はダイエットサイクルといわれています。
運動で体が絞れる時期です。
運動前後に炭水化物を少しとることで運動による引き締め効果を高めます。
この時期には息が上がるような運動が効果的です。
以上のポイントを実践してみてください。
(注意:授乳中の方はくれぐれも注意しながら行ってください。)
最後に「メンタルケア」です。
産後は鏡を見るのも嫌だというママが多いです。
産後は太るものだと思っていませんか?
私は産後、産む度に痩せました。諦めてしまうことはないのです。
「運動」と「食事」を整えていくことでホルモンバランスも整いより美しくなれます。
自信を持つことで相乗効果が生まれます。
毎日鏡と向かい合い「今日もかわいい!」と自分に微笑みかけてください。
かわいい服を着ている輝く自分を毎日イメージしてください。
「ママになって産前よりもキレイに!!」きっと出来ますよ!!
これが、太っていた時の私です!
リバウンドもなく、今では産後も体系をキープできています!
ダイエットの故知をもっと知りたい方は、いつでもお気軽にお問い合わせくださいね♪
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